
私は絵の完成までのストーリーをテーマに制作しています
それを私は『絵生』と言います
私の作品はよく「一度では把握できない細密さと、完成までのストーリーが面白い」と言われます
なぜなら私は、絵の完成までを人生ならぬ『絵生』を描いているからです
私達が生きていく中での出来事を『人生』とすすならば、一枚の絵の中での出来事は『絵生』となります
私は『絵生』の中での感情を繊細なタッチで表現し、好奇心や面白さを大胆なタッチで表現しています
ただの線が塊になり、やがて塊の意味を感じ取り、意味を具現化すべく形にしていく作業が『絵生』
『絵生』を進んでいく面白さが、私の絵なのではないかと思います
筆を進めていくと形成されていくことに、偶然ではなく必然と感じることがあります
何気なく描いた線には意味があるのではないか
同様に、私達が生きている瞬間には意味があるのではないか
その意味に注目してみると、案外生きるって波瀾万丈で面白いんじゃないかと思えたりするんじゃないでしょうか
私は『絵生』に小さなメッセージを描き込んでいきます
メッセージの捉え方はそれぞれで良いと思います
小さなメッセージが塊となり、やがて心を動かせる日がやって来ることを願って描いて行きます
【 略歴 】
2000 東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業
2013 CDジャケットイラスト提供
2016 伊勢丹新宿店および、Tokyo Midtown 企画展出展
2018 イスム表参道店仏像ワールドギャラリー 企画展出展
2019 CDジャケットイラスト提供
2019 浅草PemptiHouseにて洋服製作販売開始
2019 第3回台日芸術博覧会 出展
2019 第24回OASIS 2019 Osaka & Paris 出展
2020 ART Maison International Vol.24 平成美術 掲載
その他、個展・グループ展・イラスト・イベントなど

Photo by NORU